朝6時に寝て9時ピッタリに目を覚ます。 これが彼女の習慣だった。 目覚ましをかけているわけでもなく、身体が自然と覚醒へ向かうのだ。 食事もほとんど取らず、口に入れるのは基本的に珈琲、紅茶等のカフェイン飲料でたまにスープ。時としてアルコール。 1度…
食べたトーストの味がしなかった。 好きだった歌をなんとも思わなくなった。 ともだちの話が聞こえなかった。ただ声だけが流れていた。 母に話しかけられても、顔を見ることができなかった。 ついには、家にいるはずなのに「帰りたい」と思った。 脳裏に過ぎ…
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