ちよ文庫

詩、掌の小説

2020-08-10から1日間の記事一覧

「夜を飛ぶ」

高校で出会ってから7年。 友人のフウタは昔から面倒見がいい。 なんせ数ヶ月で教師を辞めてしまった俺を見放すどころか、「野垂れ死にされても困る」と言って家に置いてくれたくらいだ。 初めは酒の席での話だと思って聞いていたから、トントン拍子で居候が…